Product Talk #2:バックパックの「ちょうどよさ」

Product Talk #2:バックパックの「ちょうどよさ」

登山にまつわる様々な道具が驚くほど軽くなり、ウルトラライトという言葉も今や当たり前となった時代。バックパックにおいても、超軽量なプロダクトも珍しくなくなりました。

一方で、1ヶ月に及ぶような広大な海外ロングトレイルを歩く機会はなかなかない、むしろアップダウンの多い日本の山を限られた休みの中で楽しむのだ。そういった方の中には、グラム単位の軽量化を図るよりも、適度な軽さに加えて、背負いやすさや、扱いやすさの方が重要だったりもします。週末や連休を利用したトレッキングを中心に、貴重な休みを使って日帰りもしくは一泊二日の登山を楽しむ方も多いのではないでしょうか?このテキストを書いている私自身も小さな子供がおり、長期山行に出かけられないこともしばしば。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回取り上げるのは、そんな週末登山家・ハイカーにぴったりな、軽さと機能のバランスが取れた「ちょうどいい」バックパックについてです。


Brimer / ブリマー


しっかりとしたフレームに腰に荷重を乗せるためのヒップベルト、トップは雨蓋式、いわゆる王道ともいえる登山用ザック。そこにクレッタルムーセン独自のデザイン哲学が盛り込まれた、ブランドのニュースタンダードというべきトレッキングパックです。日帰り登山に最適な24Lモデルと山小屋泊などオーバーナイトに対応する32Lモデルの2サイズ展開。

性別を問わず快適な背負い心地

しっかりとしたアルミフレームがもたらす背負い心地がこのバックパックの大きな強みです。ヒップベルトやフレームを廃した軽量バックパックで肩周りの疲労を感じた経験がある方は特に効果を感じられるはず。背中に風の通る隙間ができる構造で蒸れにくく、高温多湿な日本の気候でも快適です。ショルダーハーネスをスライドさせることで、背面長の調整も可能なため、女性や小柄な方にも問題なくフィットするユニセックスデザインです。

レインカバーは置いていこう

メイン素材に、Retina® (レティナ) 210Dというオリジナルのファブリックを採用しています。高い耐久性と軽さを両立しているだけでなく、防水性能を持っているのが最大の特徴で、レインカバーを用いずとも雨天に対応します。

サイドポケットに何を入れよう

非常に大きなサイドポケットを備えています。ここにはトレッキングポールやドリンクボトルはもちろん、あらゆるものが収まります。オフィシャルの画像で寝袋やテントを差し込んでいることからもその大きさが見て取れます。宴会のためのワインボトルや一升瓶もアタッチ可能です。

想像以上の軽さ

機能や見た目の印象から、重そうなバックパックだと思われるかもしれませんが、意外や意外、実はかなり軽く仕上がっているのです。店頭で試着したお客様からは「え、軽い!」の第一声をいただくことが多いです。切り詰めた超軽量というより、十分な軽さ、というイメーです。

※32Lモデルで1,019 g、24Lモデルで973 g


耐久性は妥協しない

ザックは長く使うことを前提に選ぶ人が大半だと思います。製品寿命を長くして、同じものを長く使えるようにデザインすることは、クレッタルムーセンが最も大切にしてる要素です。

例えば、ボトムの素材は防弾チョッキにも用いられる強靭なケブラー繊維をミックスしており、ゴツゴツとした岩場に置いても心配のない屈強な生地。

ヒップベルトにメタルバックルを採用しているのもポイントです。プラスチック製バックルは誤って踏んでしまったり、経年劣化したりと、何かと壊れやすいもの。登山中に壊れて、腰に荷重を分散できず苦い思いをするなんてリスクはありません。

ここまで機能面を中心に紹介しましたが、忘れてはいけないのは見た目の部分。様々なアタッチメントを可能にするウェビングループや優しく美しいカラーリングが、プロダクトを唯一無二なものとしています。ユーザーの個性を静かに支えてくれる、気分の上がるバックパックです。


>Brimer 32L / ブリマー 32L ¥63,800
>Brimer 24L / ブリマー 24L ¥57,200