Ambassador / Takehiro Saito
クレッタルムーセンを纏って活躍するアンバサダーたちのリアルな声をお届けします。今回は岩手県八幡平の安比高原を拠点に活動するスキーインストラクターの齋藤 勇洋さんのインタビュー。 Youtubeを活用したスキーにおけるオンラインレッスンの先駆けでもあり、全国にファンを抱えるアンバサダー。クレッタルムーセンがYoutuberと組むなんてらしくない? いえいえ、彼のことを知れば知るほど、意外な共通点が見えてきました。 異色のプロフィール 元々はレース競技をやっていて、その後は技術選(全日本スキー技術選手権大会)というインストラクターの大会に出るっていう、いわゆるレースをやってきた人の王道の道のりを辿ってきたんですけど、どこかみんな同じことやっているような感じがしてモヤモヤしていたんです。未来の自分を考えた時に、このまま続けていっても思い描くものと違うように感じて、一度スキー業界を離れたんです。もっと他に自分にできることないのかなと思って、それで一時期(お笑いの)舞台監督を務めていたんです。 スキー競技の世界って種目によって「上手さ」っていうものが明確に決まっていて、その種目の1位の人の滑りを目指していくような側面があるんですが、お笑いの場合は(M-1など)その道の一番を決める大会はありますけど、挑む人たちのスタイルって本当に様々じゃないですか。 レッスン時はゴーグルのレンズをクリアなものに変えて、生徒から表情が見えるようにするなどインストラクターらしい配慮が スキーインストラクターとして一般的に正しいとされている指導法と、自分が現場で指導しながら感じることににギャップを感じていたこともあり、スキーの世界もそんな(お笑い界のような)自由な考え方があってもいいんじゃないかなって思うようになりました。そこで自分なりに思っていることを発信し始めたっていうのが今のスタイルの始まりです。最初はブログだったんですけれど、Youtubeに1本動画をアップしたら、反応が桁違いで。それで今に至るって感じですね。 Youtube - オンラインスクールの先駆け 運営する「Takehiro SKI Channel」は国内のスキーレッスンチャンネル屈指の登録者数を誇る 19歳からインストラクターをやっているんですけど、当時一般的だったメソッドと、現場のニーズが合っていないように感じていました。そこで、自分がこれまで積み上げてきたものと向き合いながら、「もしかしてこういうふうに教えた方が上達が早いんじゃないか」「お客さんが迷わないんじゃないか」っていうのを考えながら自分なりのメソッドを作っていったんです。それが10年前くらいに形になって、オンラインスクールを立ち上げました。 オンラインスクールでは動画を通して、基本のメソッドや応用技術などを見ていただいて実践していただく。それから、実際の滑りを動画で送ってもらい、アドバイスをしていくっていう流れですね。安比では対面のゲレンデレッスンもやっているんですけれど、Youtubeを見て関東や関西から来てくれる方や、海外からの方もいらっしゃいます。 基礎スキーの枠に捉われないスキースタイル インストラクターとしてはいわゆる基礎スキーをレッスンしているわけですが、プライベートで滑るときはフリーライド的というか、流して滑っている部分もあります。自分はパウダーを滑るのが大好きで、バックカントリーもやりますし、良質な雪をリフトで回せるならそれでも全然いいというくらいゲレンデも好き。フリーライドっていうもの自体が大好きです。 レッスンでお伝えしている「基礎スキー」って滑りが安定する土台のようなものなので、基礎スキーそのものをスキーのジャンルとして楽しむというより、基礎を学んでモーグルをやってみよう、バックカントリーやってみよう、レーシングに挑戦してみようって感じで、もっと自由であっていいと考えています。 昔から正しいと言われている学び方を疑ってみるというか、自由な視野で考えるようにしています。スキーを上手くなる上でもルールやカタチにとらわれず純粋に楽しんで取り組む方が、悩まずに自分に合う上達の仕方を見つけられるんじゃないかと思っています。 街と雪山をシームレスにつなぐプロダクト クレッタルムーセンは今シーズンからようやくスノーウェアも含めて本格的に使い始めた形になります。 Youtubeを中心としたオンラインでの自分の活動が、素敵なブランドを知ってもらうきっかけになればいいなって思いがあって、誰もが知るビッグブランドではないけれど、でもすごく良いもの、っていうのを使いたいという気持ちが強いです。 自分が暮らしている所(安比高原)が山なので、クレッタルムーセンは冬がやってくるとフィールドでもプライベートでも本当に毎日に着ています。スキー場の麓から散歩がてら山をハイキングすることもできますし。ジャケットだけ脱いでしまえば、街の中にいても全然問題なくて気に入ってます。全体的に生地が柔らかくてごわっとしないので、優しく着れるというか、それでいてだらっとした品がない感じにもならない。 スキーの世界はスポーティーな印象のブランドが多いので、それだとオン/オフを切り替える感じになるんですけど、クレッタルムーセンの場合はデザイン的にもおしゃれだし、かっこよくて普段着としても違和感がないというか。 ホームゲレンデは東北屈指のスキーリゾート、幼少期から過ごす岩手の安比高原スキー場。 デザインもスッキリ使えて、ごちゃつかない感じがいいなって思っていて、製品の作られ方そのものが他のメーカーとは違う視点で作られているように感じます。滑り手のことを本当に考えて作られているんだなと感じられて、着てて嬉しくなりますね。 独自のデザインや機能を数多く取り入れ、世の定番とは一味違うプロダクトを送り出すのがクレッタルムーセンの特徴だと捉えるならば、既存の枠組みにとらわれず、時には世の常識を疑い、自分の考えを大切にしてより良いものを目指していく齋藤流はまさにクレッタルムーセンスタイル。ぜひYoutubeを覗いてみてください。 ・Takehiro SKI Channel (Youtube)