Product Talk #1:防水ウェアの既成概念を打ち破る
独自の視点と柔軟な発想でデザインされるクレッタルムーセンならではのプロダクトをご紹介。今回は防水ウェアについて。
独自の視点と柔軟な発想でデザインされるクレッタルムーセンならではのプロダクトをご紹介。今回は防水ウェアについて。
クレッタルムーセンを纏って活躍するアンバサダーたちのリアルな声をお届けします。今回は岩手県八幡平の安比高原を拠点に活動するスキーインストラクターの齋藤 勇洋さんのインタビュー。 Youtubeを活用したスキーにおけるオンラインレッスンの先駆けでもあり、全国にファンを抱えるアンバサダー。クレッタルムーセンがYoutuberと組むなんてらしくない? いえいえ、彼のことを知れば知るほど、意外な共通点が見えてきました。 異色のプロフィール 元々はレース競技をやっていて、その後は技術選(全日本スキー技術選手権大会)というインストラクターの大会に出るっていう、いわゆるレースをやってきた人の王道の道のりを辿ってきたんですけど、どこかみんな同じことやっているような感じがしてモヤモヤしていたんです。未来の自分を考えた時に、このまま続けていっても思い描くものと違うように感じて、一度スキー業界を離れたんです。もっと他に自分にできることないのかなと思って、それで一時期(お笑いの)舞台監督を務めていたんです。 スキー競技の世界って種目によって「上手さ」っていうものが明確に決まっていて、その種目の1位の人の滑りを目指していくような側面があるんですが、お笑いの場合は(M-1など)その道の一番を決める大会はありますけど、挑む人たちのスタイルって本当に様々じゃないですか。 レッスン時はゴーグルのレンズをクリアなものに変えて、生徒から表情が見えるようにするなどインストラクターらしい配慮が スキーインストラクターとして一般的に正しいとされている指導法と、自分が現場で指導しながら感じることににギャップを感じていたこともあり、スキーの世界もそんな(お笑い界のような)自由な考え方があってもいいんじゃないかなって思うようになりました。そこで自分なりに思っていることを発信し始めたっていうのが今のスタイルの始まりです。最初はブログだったんですけれど、Youtubeに1本動画をアップしたら、反応が桁違いで。それで今に至るって感じですね。 Youtube - オンラインスクールの先駆け 運営する「Takehiro SKI Channel」は国内のスキーレッスンチャンネル屈指の登録者数を誇る 19歳からインストラクターをやっているんですけど、当時一般的だったメソッドと、現場のニーズが合っていないように感じていました。そこで、自分がこれまで積み上げてきたものと向き合いながら、「もしかしてこういうふうに教えた方が上達が早いんじゃないか」「お客さんが迷わないんじゃないか」っていうのを考えながら自分なりのメソッドを作っていったんです。それが10年前くらいに形になって、オンラインスクールを立ち上げました。 オンラインスクールでは動画を通して、基本のメソッドや応用技術などを見ていただいて実践していただく。それから、実際の滑りを動画で送ってもらい、アドバイスをしていくっていう流れですね。安比では対面のゲレンデレッスンもやっているんですけれど、Youtubeを見て関東や関西から来てくれる方や、海外からの方もいらっしゃいます。 基礎スキーの枠に捉われないスキースタイル インストラクターとしてはいわゆる基礎スキーをレッスンしているわけですが、プライベートで滑るときはフリーライド的というか、流して滑っている部分もあります。自分はパウダーを滑るのが大好きで、バックカントリーもやりますし、良質な雪をリフトで回せるならそれでも全然いいというくらいゲレンデも好き。フリーライドっていうもの自体が大好きです。 レッスンでお伝えしている「基礎スキー」って滑りが安定する土台のようなものなので、基礎スキーそのものをスキーのジャンルとして楽しむというより、基礎を学んでモーグルをやってみよう、バックカントリーやってみよう、レーシングに挑戦してみようって感じで、もっと自由であっていいと考えています。 昔から正しいと言われている学び方を疑ってみるというか、自由な視野で考えるようにしています。スキーを上手くなる上でもルールやカタチにとらわれず純粋に楽しんで取り組む方が、悩まずに自分に合う上達の仕方を見つけられるんじゃないかと思っています。 街と雪山をシームレスにつなぐプロダクト クレッタルムーセンは今シーズンからようやくスノーウェアも含めて本格的に使い始めた形になります。 Youtubeを中心としたオンラインでの自分の活動が、素敵なブランドを知ってもらうきっかけになればいいなって思いがあって、誰もが知るビッグブランドではないけれど、でもすごく良いもの、っていうのを使いたいという気持ちが強いです。 自分が暮らしている所(安比高原)が山なので、クレッタルムーセンは冬がやってくるとフィールドでもプライベートでも本当に毎日に着ています。スキー場の麓から散歩がてら山をハイキングすることもできますし。ジャケットだけ脱いでしまえば、街の中にいても全然問題なくて気に入ってます。全体的に生地が柔らかくてごわっとしないので、優しく着れるというか、それでいてだらっとした品がない感じにもならない。 スキーの世界はスポーティーな印象のブランドが多いので、それだとオン/オフを切り替える感じになるんですけど、クレッタルムーセンの場合はデザイン的にもおしゃれだし、かっこよくて普段着としても違和感がないというか。 ホームゲレンデは東北屈指のスキーリゾート、幼少期から過ごす岩手の安比高原スキー場。 デザインもスッキリ使えて、ごちゃつかない感じがいいなって思っていて、製品の作られ方そのものが他のメーカーとは違う視点で作られているように感じます。滑り手のことを本当に考えて作られているんだなと感じられて、着てて嬉しくなりますね。 独自のデザインや機能を数多く取り入れ、世の定番とは一味違うプロダクトを送り出すのがクレッタルムーセンの特徴だと捉えるならば、既存の枠組みにとらわれず、時には世の常識を疑い、自分の考えを大切にしてより良いものを目指していく齋藤流はまさにクレッタルムーセンスタイル。ぜひYoutubeを覗いてみてください。 ・Takehiro SKI Channel (Youtube)
クレッタルムーセンを纏って活躍する若者たちがいます。そんなアンバサダーたちのリアルな声をお届けします。 今回は北海道・ニセコエリアを拠点にガイドを行う傍ら、世界を旅し、自身の活動をZineにまとめて発信するなど精力的な活動を見せるフリースキーヤー・スノーボーダーの下村雄太君。 クレッタルムーセンとの出会い 2023年の秋に立山でクレッタルムーセンのCEOのGonzと二日間、共に過ごす機会があって、その時に山の話からブランドの話まで深く話す機会があったんです。それがクレッタルムーセンとの本格的な出会いですかね。その後ノルウェーでクレッタルムーセンがスポンサーとなって開催された Arctic Splitboard Festival にも呼んでもらって、北極圏でクレッタルムーセンチームや世界の一流のライダーたちと一緒に滑る機会にも恵まれました。 旅が好きで、アメリカ、アラスカでも滑ったことがあるんですけど、北欧は自分の中でも特別というか居心地がいいんです。暮らしが地元の北海道と似ている部分もあったり、国民性にも近いものを感じます。風が強かったりして雪質は日本のパウダーに勝るものはないと思うんですが、フィヨルド地形を滑るとか、ロケーションの楽しさもあってスペシャルです。 ブランドを詳しく知るまでは、テクニカルなイメージというより、ファッションというかデザインというかオリジナルなものをつくっている印象がありました。去年ノルウェーを旅した時に、クレッタルムーセンのジャケットを着て行ってたんですけど、現地で出会う人たちから、「クレッタルムーセンはこれからくるブランドだよね。」とか「それなんていうブランドなの?」って感じで、結構いろんな人に声かけられる機会があって。少しずつ自分の中でのイメージも変わってきましたね。 お気に入りのプロダクト シェルはBrage 2.0 Jacketを愛用しています。いわゆるゴアテックスのような素材を使用したシェルとはまた違う魅力ですよね。丈夫な生地感で、問題が起きがちなベルクロを使っていないのもすごくいいです。 >Brage 2.0 Jacket 擦れる部分もコーティングで補強されてますし、長く着続けられると思います。(止水ファスナーを使っていないので)ベンチレーションなどのジッパーの滑りがいいですね。脱ぎ着の際にストレスを感じないです。 あと、海外を旅している時に出会った人たちからの評判が良かったですね。デザインもですし、『触らせて』とか『かっこいいね』だったり結構声をかけられました。 バックパックは主にJökull 24Lを使ってます。これいいんですよ。個人的に完璧なバックパック。スウェーデンのデザインチームと八甲田・ニセコと一緒に旅して滑った時にフィーリングが合ったバックパックデザイナーのJohanから、使ってたバックパックを「テストしてみてよ!」ってくれたんです。 >Jökull 24L>Jökull 18L 今まで使ってきたバックパックの中で一番かもしれない。背負い心地がベストのようで、バックパックの重さや重心の位置もいい。腰ベルトのサイドポッケが大きいですし、実際使って見て(容量)表記以上に荷物が入るように思います。なのでガイドのお仕事以外でBCに行く時など、十分に装備が入ります。まさにフリーライディング用に作られているって感じます。 僕はスキーもスノーボードも両方するのですが、ライディング重視でザックを探している方や、よりフィット感をザックに求めたい方におすすめです。スキーヤー、スノーボーダー両方の方々におすすめできます。個人的に気に入ってるモデルなので、Johanにはもっともっと進化させて行ってほしいってリクエストしました(笑) ガイド目線でいうともう少し大きなバックパックが必要な場合もありますけど、日帰りBC程度までだったらガイド装備程の道具は必要ないと思うので、軽さはもちろん、なにより丈夫さだったり、重心の位置や背負い心地っていう、ライディングを楽しむ*目線での機能性が個人的には大事だと思うんです。 ※Jökull 24Lは重量よりも耐久性やホールド感など滑走時の快適性を重視したBackcountryシリーズに属するバックパック。逆に長いハイクアップを想定したスキーツアーリングを想定した、Ski MoutaineeringシリーズにはUll 20L、Ull 30L、Trud 44Lなどがある。 あと、(インタビュー中)今まさに着ているんですけど、Lodyn Hood Jacket。 >Lodyn Hood Jacket 自分のスタイル的には山に持っていくにはちょっと嵩張るかなって思うんで、日常使いで着ていて。あったかいし、軽い。デザインもカラーも好みです。これも評判良くてかなりいろんな人に聞かれますね。女性からも声かけられることもありますよ。「ほしいんだけど!」って。これ着てるとモテるって感じですね!モテてないけど!(笑) Draupa Hat、あれもかなりいいですね。めっちゃ汗かいても、内側濡れないですからね。ヘルメットの下にも被れますし、デザインもクレッタルムーセンを感じます。 >Draupa Hat 機能的であることって、もちろん大事ですけど、それ以上にクレッタルムーセンらしさっていうのが大事かなって思ってます。ただ単に便利さや機能性を追い求めていくと、どのメーカーも結果的に同じようなものづくりになってしまうと思うんです。ブランドのオリジナリティがしっかり出たデザインで、改良を重ねていってるモデルが多いのはクレッタルムーセンのいいところですよね。 ガイドとして ニセコは世界有数のパウダースノーのエリアとして有名な土地で、特に冬は世界各国から沢山の人々が訪れます。そんな世界的に名前が知られるエリアで産まれ育ったものとして、ニセコエリアの魅力をローカルに根付き、きちんと伝える事が必要だと思っています。 冬のイメージが強いニセコですが、実は一年を通して素敵な場所がいっぱいあって、山だけじゃなく海や湖まで遊べる場所なんです。なので冬はもちろんですが、四季を通じて地域の魅力を伝えていきたいと思っています。 ...
クレッタルムーセンを纏って活躍する若者たちがいます。そんなアンバサダーたちのリアルな声をお届けします。 今回は札幌、定山渓(じょうざんけい)でカヤックやラフティングなど川遊びを中心としたアクティビティを展開する「フリルフスリフ」の代表であり、プライベートではテレマークスキーヤーの顔を持つ木村駿太君。 クレッタルムーセンとの出会い ブランドの存在を知ったのは大学の時でしたかね。学生時代にヤ⚪︎オクでダウンを買って。おしゃれなんで、ずっといいなぁって思ってましたね。斜めのジッパーのウェアも当時は他になかったですしね。 (ブランドとの)最初の接点は、大学の友人の(佐々木)翔平のことをクレッタルムーセンに紹介したのが最初ですかね。翔平とは今も一緒に滑りに行ったり。ボート乗ったり、焼肉行ったり。近くに遊べる仲間がいるのはいいですよね。僕はスウィートプロテクション*からのつながりでクレッタルムーセンからもサポートを受けるようになったって感じです。 ※クレッタルムーセンの日本総代理店、スプートニクが取り扱うノルウェー発のプロテクションギアブランド。木村駿太はスウィートプロテクションのサポートライダーでもある。 左が佐々木翔平、右が木村駿太。 お気に入りのプロダクト シェルはBrage 2.0 Jacketが気に入ってますね。シーズン通してがっつり滑るので、生地がしっかりしてて頑丈なのがいいですね。耐久性についても、デュラコート(素材を切り替えることなく摩耗に晒される箇所の耐久性を高める独自のコーティング)なんかは長く使えるつくりになっていると思う。 >Brage 2.0 Jacket テレマークスキー*は一般的なスキーと比べて大きく膝を曲げるので、バリっとした硬いシェルと比べて、Cutan (Brage 2.0 Jacket に使用している独自の防水透湿メンブレン素材)はストレッチが効くので、滑走中にも心地よさを感じます。 Skirner Jacket も使っているんですが、Brageよりも薄手なので春とか、季節で分けて使ってる感じです。 ※アンバサダーの中では唯一のテレマークスキーヤー。不安定なテレマークスキーで果敢に攻める滑りが特徴で、本人曰く「アルペンに負けないスピードで滑るのが目標」。 バックパックはKåre 30LとTrud 44Lを使ってます。 >Kåre 30L>Trud 44L Kåreは背負い心地がいいですね。ライディングを邪魔しない体にピタッとくっつく感じが良いです。 攻める斜面とか、最低限の装備でタイトなラインに臨む時に、滑りにフォーカスできる印象があります。コンパクトなサイズ感も合わさって滑りを邪魔しないバックパックですね。リフトアクセスでサイドカントリーを楽しむ人にも向いてるんじゃないですかね。Trudは容量があるので山に長期で入るときに使ってますね。気室もシンプルで、オーバーパッキングしても上手く閉まるので使いやすいです。 あと、ダウンショーツ(Heidrun 2.0 Shorts)はかなり調子いいですね。 >Heidrun 2.0 Shorts 僕、寒がりなので。スキーの撮影の際にガスが晴れるまでの光待ちなど、待機する場面で使っています。サイドがスナップボタンでフルオープンできるので、シェルを履いたままでもその上から穿けますしね。一枚あるだけですごい安心感があります。単体で街でも穿いています。 Lodyn Hood Jacket は北海道の冬の街着として気に入ってます。形もいいですよね。 >Lodyn Hood Jacket 冬の雪中キャンプに適してるかもしれませんね。そもそも荷物が多くなりますし、アウターの上から着れるのはいいですよね。スキーなど、山に来ていくならもう少し薄手のUrd Hood...
クレッタルムーセンを纏って自然を舞台に活躍する若者たちがいます。そんなクレッタルムーセン アンバサダーたちのリアルな声をお届けします。 今回は「サークルゲームガイドサービス」の代表として、北海道は札幌をはじめ旭川や利尻島など、幅広いエリアで活躍するスキーガイド・登山ガイドの佐々木翔平君のインタビュー。 クレッタルムーセンとの出会い クレッタルムーセンを初めて知ったのは大学生時代で、ダウンやバックパックを中古で手に入れて、当時からフィールドでも使っていましたけど、メインは街着って感じでした。アンバサダーになるきっかけは、学生時代から友人の(木村)駿太たちと一緒に滑っている時に、スプートニク*がクレッタルムーセンを扱いはじめるらしいって聞いて、連絡先を聞いてコンタクトしたのがはじまりですね。 *スプートニク:現在のクレッタルムーセンの日本総代理店。同じくスプートニクが取り扱う「スウィートプロテクション」ブランドで当時からサポートをしていた木村駿太とのつながりから出会いが生まれた。 ブランドの魅力 最初は率直に「かっこいい」ですね。デザインが良くて。とっかかりとしては見た目ですけど、実際に使ってみて細かいところまでこだわってつくられていて、使いやすいなっていうところもたくさんあります。 僕自身一つのものを長く使いたいっていうのがあって。クレッタルムーセンの製品はフィールドでの壊れにくさまで考えて作られている。バックルをプラスチックじゃなくてアルミ製にするとか。つくりもシンプルですし、そういうところがとても気に入ってますね。 お気に入りのプロダクト まず、Trud 44L(トゥルード 44L)ですね。一般ユーザーに人気のモデルではないかもしれないですけど… >Trud 44L 軽くてシンプルなところが良いです。冬山でガイド装備を背負うと、僕の場合は中身だけで12kgくらいになるんですよ、そこにバックパックの重量がプラスされるので。重たいバックパックだと2kgぐらいしますよね。このくらいの荷物になると500gくらいの差で全然変わってくるので、Trudの1kgを下回ってくる軽さっていうは魅力ですね。44Lというサイズもガイド装備を入れるのにちょうどいいです。夏山も日帰りツアーで使ってます。 ガイドだからっていう、特別な装備があるわけではないんですけど、ツェルトやお湯を沸かす道具、ファーストエイドキット、ロープ、カラビナ、スリング、ハーネスなど、お客さんのバックアップで手袋やゴーグルなどの予備など万が一に備えるとチリも積もってでデカくなっていきますよね(笑) あとは、これもマニアックかもしれませんが、Lovar Shorts Unisex(ロヴァー ショーツ)。 >Lovar Shorts Unisex シェルの下にインナーとして穿いていて、冬はほとんど毎日使ってます。春の汗をかくような気温になると使用回数は減るんですけど、それでもバックパックにはずっと入ってます。夏山もテン泊の時、持っていくんですよ。バックパックに入っている期間で言うと年間200日くらい登場してるんじゃないですかね。サイドジッパーがフルオープンするから脱ぎ着がしやすくていい。子どもを保育園にお迎えに行く時も使ってます(笑) シェルはSkirner Jacket(スキルナー ジャケット)が好きですね。 >Skirner Jacket M's Brage 2.0 Jacket(ブラーゲ 2.0 ジャケット)も良いんですけどね。製品の良し悪しというより、僕のスタイルに合ってるのがSkirnerなのかなと思います。 自分はリフトアクセスのツアーをほとんどしなくて、フルハイクがメインなので、毎回4〜5時間歩きます。Skirner方が薄手で軽いし、汗抜けもいい気がします。 あとは…Draupa Hat(ドロウパ ハット)も調子良くて。 >Draupa Hat 冬は毎日被ってますね。裏地がフリースなので一見暑いのかな?と思うんですけど、全然そんなこともないですし。ニット帽だと暑いんですよ。ハイクアップの時はいつもDraupa Hat上からミッドレイヤーのフードを被って行動しています。寒さに合わせて耳のフラップを上げたり下ろしたりして調節しています。 あとは街で被ってもかっこいいですし、それもいいなって思います。フィールドで機能するのはもちろんですけど、そのまま街でもかっこよく使えるのってクレッタルムーセンならではですよね。山に着て行ったフリースのままお客さんとご飯を食べに行ったりもしますからね。 本国スウェーデンチームとの交流 プロダクトのデザインをしている人たちと実際に話す機会*って今までなかったんですけど、直接話を聞いて、当たり前なんですけどしっかり考えているんだなって思いました。改めてデザイナーたちから想いやこだわりを聞けたのがよかったです。 バックパック一つとっても、どういう人にこれを使って欲しいか、っていうのを軸に、それに対して生地や細かいパーツまで考えてつくられているように感じる。だからこそ、いいものが出来上がってくるんだなって感じます。それくらい真剣に作ってもらってると、嬉しいですよね。 そうじゃないと長く使えるものにならないでしょうし、僕はウェアやギアって命を預けるものだと思っているので、これからも信頼して使っていきたいなって思えるいい機会だったなと思ってます。 *2025年1月に青森県・八甲田山にてアンバサダーやスウェーデンの本国スタッフを交えたミーティングを行なった...
今回のJOURNALはスウェーデンに向かう機内から。 毎回海外出張に行く時は着るものに迷うのだが、今回僕は旅の相棒にアルグロンジャケットを持ってきた。この時季のスウェーデンは雨が多いので防水シェルが必需品だからだ。アルグロンジャケットは長年作り続けられている同ブランドを代表するモデル。そこには同ブランドのモノづくりへの姿勢がたっぷりと詰め込まれている。 まずこのジャケット、防水のハードシェルでありながらしなやかな着用感が心地よい。いわゆるソフトシェルのような柔らかさと言ったらよいのだろうか。長時間着ていてもストレスがないのである。実際に着てみるとバリバリゴワゴワのハードシェルのイメージをぶち壊してくれる。これは単にハイスペックを指向しているブランドとは一線を画するモノづくりの方向性である。実際この着心地の良さはストックホルムの街で呑み歩いていても調子が良い。 もちろん、だからといってその機能に抜かりはない。耐水圧20,000mmというのは十分に高性能である(事実、最近のゴアテックスは同程度にスペックが低下したようだし)。このジャケットはトレッキングからバックカントリースキーまで、さまざまなアクティビティに使用可能だ。海外出張では急に遊びの予定が入ることも多い(前回はオーレに着いたその日にいきなり裏山に滑りに連れて行かれた)。そんな急な誘いにもこのジャケットはしっかりと応えてくれる。 さすがに15年間作られている名品である。その作りは完成の域に達していると言っても過言ではない。スッキリとしていて無駄のないデザイン、長期間使用できるように考えられた各部のディテール。自分にとって理想のアウトドアギアとは、様々なシチュエーションで機能する道具であること。そして無闇に買い換えることなく長く使用できること。そんな懐の深さがこのジャケットにはあるのだ。個人的にはそんな万能さにこそアウトドアギアの真髄があると思っている。 ちなみにこのジャケット、15年前に世界で初めてフッ素を使わない防水シェルとして開発された。Allgrön(=All green)という名前には、そんな意味も込められているのだろう。かの有名なゴアテックスは、ようやく今年になってフッ素フリーになったことを考えると如何に先進的な商品なのかがわかる。 この歴史を変えた一品をぜひ皆さんにも知ってもらいたい。 菅沼
株式会社スプートニクでクレッタルムーセンを担当している菅沼と申します。 現在、クレッタルムーセン国内販売に関する総責任者という、責任ジューダイな仕事を仰せつかっております。今回は初めてのジャーナルということで、なぜ弊社がクレッタルムーセンを扱うことになったか、少し書かせていただこうと思います。 私とクレッタルムーセンとの出会いは20年ほど前。初めて目にした時の印象はすごい「キワモノ」ブランドが出てきたな、というものでした。まず見た目がとにかく個性的。目にしたことのない奇抜なデザイン、あまりにゴリゴリな素材、ヘンテコな作り・・そして何よりも高い!気づけばアウトドア業界歴 30年になってしまった自分ですが、いまだにこのブランドを超える「キワモノ」ブランドには出会ったことがないです。ただ、それはたしかにカッコ良かった。。 4年前、そんなブランドから弊社に声がかかった時のことを今でもよく覚えています。正直言うと「いやいや、今時こんなもの売れないでしょ」というのが第一印象でした。ただ、興味本位でサンプルをチェックしているうちに、変な意識が芽生えていくことに・・。このとびきりの「ヘンテコ」感が段々とヤミツキになっていったのです。この「我が道を行く」っぷり、昨今のトレンドとは全く相容れない商品だけど、やはりカッコイイ。 気付けばこれはウチがやらなきゃいけないという使命感に変わったのも、ウチの会社が流行りモノが嫌いなヒネクレ者集団だからでしょうか。これは自分たちにピッタリだ!それから4年あまり。いまだにこのブランドの魅力を表現するのが難しいと感じておりますが、このブランドの愛すべき魅力を私見たっぷりで皆さまにご紹介したいと思います。 1. ヘビーデューティ 子供の頃からアウトドアに親しんできた自分にとって、アウトドアの道具=ヘビーデューティ。今はもうヘビーデューティなんて言葉、古臭くなってしまった世の中ですが、そこはさすがスウェーデンの片田舎ブランド、今でも本気でヘビーデューティを貫き通している。実際にアウトドアの道具にとって一番大切なのは、壊れないことだと思っている自分にとって「壊れずに長く使えることが一番エコだ」と言い切っちゃうブランド哲学に何よりも共感してしまう。 2. ロングライフ 自分は昔ながらの名品と呼ばれるものが大好き。MSRのガソリンバーナー、ダナーのブーツ、バックのナイフ、ワーナーのパドル・・長く作り続けられているモノには独特の雰囲気がある。そしてそれは完成されている証。このブランドは20年以上前のモノをいまだに作り続けている。それは名品と言って良いものばかり。やはり独特の雰囲気がある。 3. DIY精神 自分もウチの会社もDIYが大好き。オフィスも展示会もできる限り自分たちで作るというのが自分たちのスタイル。修理やカスタムを手がけるワークショップから始まったこのブランドは今でもそのDIY精神が残っている。修理も基本的には自分でやってくださいというスタイルだけど、ただその分修理がしやすいようになっている。 以上、簡単ではありますが、私見たっぷりのクレッタルムーセンの魅力でした。 軽い、買いやすいものが持てはやされる今、ひとつくらいこんなブランドがあった方が面白いのではないでしょうか。重い分だけ魅力がぎっしり詰まったブランドです(実際はそんなに重くないけど)。 次回からはそんな私見によって選ばれたおすすめ商品を紹介していきたいと思っています。 どうぞよろしくお願いします。 菅沼
クレッタルムーセンの魅力をこれまで以上に深くお伝えする場所として「Klättermusen Journal 」を用意いたしました。商品ページやSNSなどでは書ききれない情報を、スタッフの声を交えながらお伝えしていきたいと考えています。 ブランドやプロダクトの逸話から、スタッフの独断と偏見で綴るおすすめポイント、スタッフのフィールド活動日記など、幅広いテーマで自由に語ることで、一歩も二歩も踏み込んだクレッタルムーセンの魅力をお伝えできればと思います。 詳しく語ってほしい内容などございましたらお問い合わせ(https://klattermusen.jp/pages/contact)よりリクエストも大歓迎です。 どんなエピソードが生まれるか、楽しみにお待ちください。